11番(小林 健伸君)
 自由民主党岡山県議団の小林健伸でございます。
 6月議会に引き続きまして,2回目の登壇をさせていただきました。
 きのうから県下の自民党員に総裁選挙のはがきが配られておりまして,昨夜も私のところに地元の党員の方からいろんな質問等々のお電話をいただきました。昨年の総裁選に比べまして,大変今回は皆さんの関心も高いように感じております。「早く国会が平常の運営に戻り,与野党の論戦を通じて地方自治に目を向けてもらいたい」,そんな御意見をいただきました。私も全く同感でございます。
 それでは,通告に従い順次質問に入らせていただきます。
 最初の質問でございますが,先ごろ県が世界遺産登録を目指して文化庁に対し,「近世岡山の文化・土木遺産群」の国内暫定リスト掲載を提案する旨,発表されたことに関してでございます。
 聞けば,9月28日が提案締め切り日とのことで,関係部署では現在大変忙しく作業されているところではないかと想像いたします。この作業は,関係市町との共同提案ということであり,本県に関係する4つの市や町と歩調を合わせていただき,世界に誇れる文化遺産として認められるよう頑張っていただきたいと願う次第です。午前中,久徳議員の方からも文化財に関する質問があったわけでございますが,私も少し違う観点から質問させていただきます。
 まず第1に,今回の候補となる文化遺産については,今後その維持・保存等について十分な予算措置をするお考えがあるのかという点であります。教育長の御所見をお伺いします。
 対象となる物件は,備前平野全域に点在するため,これらを取り巻く周辺環境も含めての保全が相当な規模で必要となるのではないかと思います。従来より国宝であるとか重要文化財といったものについては手当てがなされていると思いますが,土木遺産と呼ぶ一群の史跡については,余り補修をする機会もなく,当時の面影をとどめる周辺の状況も整備されていないような箇所もあるのではないかと心配する次第です。
 第2に,これら土木遺産は元禄の時代に,岡山平野が中国地方最大の田園地帯に大きく変貌を遂げていったころの歴史を今にとどめるものであり,いわば当時の農業インフラであります。武家階級など一部の人たちのためにつくられたものではなく,民衆のためにつくられたとでも言うべきこれらの資産は,美しく広がる穀倉地帯とともに存在してこそ世界遺産と呼ぶにふさわしいものであり,後世の人々が価値を認めるものになるのではないかと考える次第です。したがって,遺産となる対象物のみならず,周辺の景観や本来それらがインフラとして機能していた田園の状況も含めた保護がぜひとも必要であると思いますが,そのようなお考えがあるかどうかという点でございます。教育長の御所見をお伺いします。
 私は,世界遺産についてのテレビ番組をよく見ます。自然遺産と呼ばれる美しい風景も大変貴重なものだと思いますが,文化遺産と呼ばれる,人間の手によって構築されたものこそが世界遺産であると,いつも感じております。これら文化遺産の中には,砂漠の果てや密林の奥深くに眠る,住む人のだれもいない構築物も多数ありますが,やはり深い興味をそそられるものは,現在でも文化遺産の中で多くの人々が暮らしを営み,そこで生活することを誇りに思うという光景を見るときでございます。多少の制約があっても,住民皆で遺産を大切にし,未来へと存続していこうとする姿勢こそ最も大切なことであると思わずにはいられません。このような点から,今般策定する晴れの国おかやま景観計画の理念の中において,文化遺産が単に古い時代の遺物としてぽつんと点在するのではなく,周辺の風景に溶け込み,そこに暮らす人々とともにあるという存在になるよう配慮していただきたいと思う次第でございます。知事の御所見をお聞かせください。
 次に,同じ文化財でございますが,希少動物についての質問でございます。
 種の保存法における国内希少野生動植物種に指定されるとともに国の天然記念物であるアユモドキの保護についての事項でございます。
 御存じのように,アユモドキは岡山県の三大河川水系と琵琶湖淀川水系のみに生息する環境省レッドデータブック登載の絶滅危惧種です。岡山市内の旭川の東に位置する用水にその生息地帯を確保し,長い間にわたり地域の皆さんが力を合わせてその保護に当たっていることは,先般もテレビで紹介されたところであります。この場所に引きかえ余り知られていないのが吉井川水系の河川に通じる用水路でございます。ここで,平成14年に全国で初めてのアユモドキの自然産卵場所が発見されており,大変に貴重な場所であるわけです。そこで,この現状を維持し,生息を確保していくための方策はどのようになされているのか,生活環境部長の御所見をお伺いします。
 また,この地区は美作岡山間道路へのアクセス道路の計画もあり,さらに最近この河川の修繕工事も一部施工された場所であります。自然との調和も考慮に入れた工事を注意深くされているように聞いておりますが,自然保護とのバランスをとりながらの公共工事を推進していただきたいと思います。土木部長の御所見をお伺いします。
 加えて申し上げれば,この地区は世界遺産の範疇に入る地域でもございます。アユモドキが生息を続けていけるような古くからの田園風景そのものを保護し,なおかつ暮らしを営む人たちに利便性をもたらす,そのような方策を講じていただきたいと,切にお願いいたします。
 次の質問でございます。
 私は,さきの6月議会の一般質問において,地球温暖化防止に取り組むことの重要性を論じる中で,バイオエタノールの生産基地構築について御所見を伺いました。その後,いろいろと自分なりの調査をしてまいりました結果,輸送用のエコ燃料の生産を岡山県の農業生産物を利用して行うということに限定して考えると,現状ではとても海外における生産コストには対抗できないという結論に至りました。現在,県が呼びかけて発足しておりますおかやま木質バイオエタノール研究会における木質系バイオエタノールを実用化する試みについて,その技術的な進捗と経済性を実現するシステムの構築に大いに期待するところではございますが,実はもう少し身近な部分での取り組みを行うことができるのではないかという観点から,お伺いさせていただきます。
 国は,昨年3月に,「バイオマス・ニッポン総合戦略」を見直し,新たな戦略を閣議決定していますが,この見直しの中で,エコ燃料の利用促進に関する具体的な目標として,2010年度を目途に,食品廃棄物や下水汚泥,家畜ふん尿,建設発生木材などの廃棄物系バイオマス,農作物非食用部や間伐材などの未利用バイオマス,そして資源作物をそれぞれ利用したエコ燃料製造・利用を推進していく旨,発表しています。その中で,とりわけ力説されているのが広域的収集拠点における熱利用の普及拡大であり,具体的には,生ごみ,下水汚泥,し尿,浄化槽汚泥といったものからのエネルギー回収であります。この意味するところは,従来の清掃工場や下水処理場などの廃棄物処理施設をバイオマスの広域的な収集拠点と読みかえ,バイオマスを効率的にエネルギー変換・供給するエネルギーセンターと位置づけて,エネルギー利用に適した廃棄物処理システムへの移行を図っていこうというものであります。私は,こういう考え方に基づき,現在の岡山県下の各市町村で実施されている一般廃棄物の処理施設を,設備更新時期に合わせて転換するのではなく,県主導で更新を促し,高度利用を早期に実現していくべきではないかと考えますがいかがでしょうか,知事の御所見をお伺いします。
 ちなみに,昨年7月に財政・経済一体改革会議において決定された経済成長戦略大綱においても,「2015年度までにごみ発電と比肩する廃棄物処理システムとして,生ごみのバイオガス化システムを確立し,普及を図る」ということが述べられています。翻って,本年3月に県が策定した新岡山県ごみ処理広域化計画を拝見いたしますと,県下のごみ処理を市町村単位からより広域な枠組みで取り組む旨の構想が示されており,こうした構想の延長線上に,先ほどから述べておりますようなバイオマスエネルギー変換・供給センターを構築していくことが国の方針を先取りし,クリーンな環境先進県おかやまをつくり出していく方策ではないかと考える次第です。
 以上のようなことから,広域的収集拠点における熱利用の普及拡大を新岡山県ごみ処理広域化計画の中に追加して盛り込み,これまで自治体のコストであったごみ処理をプロフィットに転換していくことを推進していただきたいと思う次第であります。いかがでしょうか,知事の御所見をお伺いします。
 また,このような構想にこそPFIの導入があってしかるべきと考えます。現在,日本各地で立ち上がっているバイオエタノールの生産プラントは,国庫からの補助金はあるものの,いずれも商業生産を前提とした民間企業の出資による事業であり,産業界はエコ燃料事業に熱心に取り組もうとしていることがうかがえます。官民の力を合わせて環境の負荷をメリットに変えていくことの取り組みが求められるのでございます。知事の御所見をお伺いいたします。
 次の質問でございます。私の地元地区である古都南方において,一たんは国体メーン会場の建設が決定されながら,諸般の事情により計画を変更し,県総合グラウンドの陸上競技場を改修して使用することとなり,その結果,地域住民に対しては,国体会場建設のプランに全面的に協力したにもかかわらず何もなされないということへの失望感が残ることとなりました。こうしたことから,地元からは,1,県道九蟠東岡山停車場線と県道飯井宿線を結ぶ道路の新設,2,多目的施設の建設,3,赤穂線の新駅設置という項目が要望として提示され,これに対する県の回答として,平成10年11月30日に,いずれも誠意を持って取り組む旨,文書が出状されているという経緯がございます。その後,1の道路建設については,既に現地にて工事に向けた進捗が見えてきておりますが,2の多目的施設については,未着手のままでございます。この問題に関しては,平成18年9月議会において,母でございますが,小林清子議員より質問があり,地元の要望の一つである多目的施設の建設について,石井知事は,「具体的に進展はしていないところではありますが,県ではこの窓口を企画振興部として,県と岡山市で地元の皆様の御意見等をお聞きしながら協議検討する」旨,答弁されました。しかしながら,それから丸1年を経過した現在,地元には何一つ相談があったこともなく,全く放置されたままの状態になっています。大変残念であります。企画振興部のこの1年の取り組みについて御説明していただきたい,そして今後どのようにするつもりでおられるのか,企画振興部長の御所見をお伺いします。
 次に,県内の道路を中心とするインフラ整備の状況に関してお伺いいたします。
 厳しい財政事情が続く中ではありますが,必要最低限の整備を続けていただきたいという地元要望は大変多岐にわたります。ここでは,代表的な案件を幾つか申し上げます。
 まず,都市計画道路平井神崎線の道路事業についての進捗状況をお聞かせください。
 次に,県道江崎金岡線で実施中の歩道整備の進捗状況をお聞かせください。
 次に,都市計画道路竹田升田線の岡山市竹田から中井地区についての現状,また,あわせて現在着工している箇所から東に延びる部分についてどのような予定になっているのか,お聞かせください。
 次に,県道東岡山御津線について,JR東岡山駅の東側で,線路の下を地下道で抜ける道路計画がありますが,進捗状況はどのようになっているのでしょうか,お聞かせください。
 次に,県道西大寺山陽線について,JR山陽本線から国道250号までの区間で事業中の箇所の進捗状況及び残る区間の整備方針はどうなっているのでしょうか,お聞かせください。
 また,一級河川砂川の改修に関して,旧瀬戸町など河川上流部からの改修促進の声がこれまでにも増して大きくなっていますが,県としてどのように取り組まれるおつもりでしょうか。
 さらに,平成17年に国土交通省が岡山3大河川の浸水想定区域を公表して話題になりましたが,それらの中でも人口が集積している地区の一つである吉井川河口近辺の改修について,県として国に働きかけることはされないのでしょうか。
 以上,あわせて土木部長にお伺いします。
 最後に,岡南大橋に関する件でございますが,岡南大橋無料化により周辺の生活道路にも大型車の通行が頻繁になるなど,地域に影響が出ております。この問題につきましては,地域各団体の連名での要望も出ているところでございます。その中で,例えば,橋の東詰め,西詰めの未利用地,これは県有地でございますが,を活用して交差点改良を行うなど,混雑緩和のために何らかの対策を講じることができないのか,土木部長の御所見をお伺いします。
 また,幹線道路からの抜け道として,朝夕のラッシュ時間帯はもとより日常的に生活道路に入り込む大型車を中心とする車両が多く,付近住民の日常生活に影響が出ております。幹線道路の流れがスムーズになれば,生活道路に入り込む車両も減少するものと思いますがいかがでしょうか,警察本部長の御所見をお伺いいたします。
 以上,私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。前向きな答弁をよろしくお願い申し上げます。


知事(石井 正弘君)
 自由民主党の小林議員の質問にお答えいたします。
 まず,晴れの国おかやま景観計画の理念への配慮についてのお尋ねでありますが,本県の景観は海浜,田園,歴史的町並みなど,地域ごとの個性ある自然や文化によって形成されました集合体でありまして,その一つ一つはいずれも長い年月の中で人とのさまざまなかかわり合いを通じまして形成されてきたものであります。計画では,こうした基本認識のもと,県民,事業者,行政がそれぞれの責務を担いながら相互に連携し,お話の文化遺産を初めといたしまして,歴史的町並みや棚田等を今後とも県民の日常生活の中で大切に守っていくとともに,これらと調和いたしました周辺景観を保全いたしまして,また,創造するなどにより,次世代につなぐ快適で文化の薫り高い景観づくりを進めてまいりたいと考えているところであります。
 次に,廃棄物処理施設の高度利用についてでありますが,生ごみ,下水汚泥,浄化槽汚泥などの廃棄物系バイオマスをメタンやエタノールなどのエネルギーといたしまして利活用するということは,有意義なことであると考えております。しかしながら,国においても来年度から有効利用についての実証実験を行っていこうという段階でありまして,御提案いただきました市町村の一般廃棄物処理施設を早期に高度化するということにつきましては,現時点ではコスト面あるいは既存設備の寿命等の課題もありまして,国の実証実験の結果等も見ながら今後研究してまいりたいと存じます。
 新岡山県ごみ処理広域化計画への位置づけでありますけれども,広域化計画においては,可燃ごみの処理システムといたしまして,熱回収を行う焼却施設のみの単独システムとそれに加え,エネルギーを回収する生ごみのメタン化施設との複合システムを提示しておりまして,人口規模15万人を想定いたしました発電効率やメタン回収ガス量等についての試算結果と導入に当たりましての留意点をお示ししております。どのような処理システムを採用するかということにつきましては,広域化を推進する市町村ブロック別協議会において協議し,決定されるものでありまして,県といたしましては,協議会に対しまして必要な情報提供や技術的支援を行ってまいりたいと存じます。
 PFIの導入でありますが,廃棄物の処理に関する国の基本的な方針では,市町村は一般廃棄物の処理に関する事業において,必要に応じてPFIの活用に努めることとされております。お話のような施設の整備に当たりましても,公共と民間の適正な役割分担による民間企業の資金及びノウハウの活用や効率的な事業運営の観点から,PFIの事業手法も検討されるべきものであると,このように考えております。
 以上でございます。


企画振興部長(杉 潔君)
 お答えいたします。
 古都南方地区振興対策についてでございますが,この問題に関しましては,お話のありましたとおり,昨年9月定例会で小林清子議員からの御質問を受け,地元要望のうち,多目的施設につきましては,当企画振興部を県の窓口として対応することとなったところでございます。その後の状況でございますが,早速職員が現地の確認に出向きますとともに,当時の資料等につきまして,できる限りの収集に努めたところでございます。また,この問題は,県と市で協議検討するとされていることから,岡山市の担当部局に出かけまして,これまで昨年11月と本年の6月の2回協議し,意見や情報の交換等を行っているところでございます。今後についてでございますが,地元の皆様の御意見や御提案等をお聞きしたいと考えておりますので,岡山市とも調整の上,できるだけ早くそうした場を持たせていただきたいと考えております。
 以上でございます。


生活環境部長(赤田 修司君)
 アユモドキの保護に関しまして,生息確保のための方策についてでありますが,県,国,教育委員会,市,NPOなどで構成する保全連絡協議会を開催し,情報の共有や保全に関する検討を行うとともに,生態調査や普及啓発に取り組んでいるところでございます。最近では,生息環境の改善や人工繁殖の成功,パトロールによる密漁者の摘発など,関係者が一体となった生息確保の取り組みが着実に実を結びつつあると感じております。今後とも,関係機関や団体等との連携を図りながらアユモドキの保護に努めてまいりたいと存じます。
 以上でございます。


土木部長(藤井 元生君)
 お答え申し上げます。
 まず,アユモドキの保護につきまして,自然保護とのバランスをとりながらの公共事業についてでございますが,お話の川におきましては,アユモドキの生息環境を守るため,拡幅工事を見直しまして,現状の河川環境を維持する工事に変更した経緯がございます。今後とも,当地区における道路,河川などの公共工事の実施に当たりましては,地域住民や関係機関とも連携し,希少種の保護など自然環境の保全に万全を期してまいりたいと考えております。
 次に,道路整備関係でございますが,都市計画道路平井神崎線についてであります。
 岡山市山崎から海吉地内までの延長約1キロメートル区間は,これまでに20%の用地買収を終えたところであります。また,松新町から西大寺中野地内までの延長約1.8キロメートル区間は,これまでに約76%の用地買収を終えたところであります。さらに,西大寺南1丁目から2丁目地内までの延長約500メートル区間につきましては,20年度の完成に向けて工事を実施しているところであります。
 次に,県道江崎金岡線についてでありますが,本路線沿線には小学校や中学校もあり,児童生徒の安全確保のため,学校周辺に歩道の設置が必要と考えております。
 まず,岡山市金田の上南中学から東側の延長800メーター区間の歩道整備については,昨年度までに測量設計を終え,本年度から用地買収に着手したところであります。また,岡山市藤崎の操南小学校付近については,昨年度測量調査を実施したところであり,今後地元関係者と協議しながら整備計画を検討してまいりたいと考えております。
 次に,都市計画道路竹田升田線についてでありますが,岡山市竹田から中井地内までの延長約2.2キロの区間は,用地買収をおおむね終え,埋蔵文化財の調査などと調整を図りながら工事を実施しているところであります。また,岡山市中井地内から東につきましては,現在着手している箇所の進捗状況等を見ながら今後検討してまいりたいと考えております。
 次に,県道東岡山御津線についてでありますが,岡山市宍甘から土田地内までの延長800メーターの区間は,7年度に事業着手し,これまでに約97%の用地買収を終えたところでございます。大規模な補償物件が残っておりますことから,用地交渉に時間を要しておりますが,今後とも残る用地の買収に鋭意取り組み,早期整備が図られるよう努力してまいりたいと考えております。
 次に,県道西大寺山陽線についてでありますが,JR山陽本線から国道250号までの区間は延長が長いため,2つの区間に分け整備を進めることとしております。このうちJR山陽本線から県道一日市瀬戸線までを第1期区間といたしまして,14年度に事業着手し,これまでに約62%の用地買収を終えたところであります。残る第2期区間につきましては,現在着手している第1期区間の進捗状況を見ながら,今後ルートの調査等を進めてまいりたいと考えております。
 お尋ねのこれら道路整備につきましては,今後とも御地元の御協力をいただきながら早期整備が図れるよう努力してまいりたいと考えております。
 次に,砂川の改修についてでございます。
 現在,県道岡山牛窓線の新橋から下流1.5キロメートル区間について重点的に事業を進めているところでございます。また,その上流部においても,しゅんせつや堤防切り欠き部の締め切りなどの緊急対策を実施してきたところであります。引き続き下流部の事業促進を図るとともに,上流部においても緊急性を考慮しながらしゅんせつ工事などの対策を講じてまいりたいと考えております。
 次に,吉井川河口近辺の改修についてでございますが,県では,国管理区間の整備促進について毎年提案をしているところであります。現在,左岸の乙子地区において延長約1.6キロメートルの築堤や護岸工事などが進められているところであります。今後とも,地元要望などを踏まえ,さらなる整備促進がなされるよう,国に対して働きかけてまいりたいと考えております。
 最後に,岡南大橋の混雑緩和のための対策についてでございますが,18年4月の岡南大橋の無料化に加えて,本年1月から国が行っている国道2号の岡山市内立体工事が岡南大橋周辺の混雑に影響していると考えております。岡山市内立体工事は,本年度中に完成する予定と聞いておりまして,その効果も見ながら,御提案の交差点改良など,警察と協力いたしまして適切な対策を検討していきたいと考えております。
 以上でございます。


教育長(門野 八洲雄君)
 お答えいたします。
 まず,文化遺産の維持・保存等のための予算措置についてでありますが,今回提案のありましたそれぞれの資産につきまして,世界遺産登録に向けては,最初に保存管理の対象範囲の設定,整備活用のあり方,管理体制の確立等を示した保存管理計画策定が必要であります。現在,県が管理している岡山後楽園につきましては,文化庁の指導を受け,その保存管理計画を策定中でありまして,旧閑谷学校につきましても,今後同様に進めていきたいと考えているところであります。
 また,県以外が管理している資産につきましては,それぞれの管理者である市町等におきまして,保存管理計画を策定することとしております。これらの保存管理計画策定後は,それぞれの管理者におきまして,維持・保存等の予算措置をしていくことにしているところであります。
 次に,周辺の景観等を含めた保護についてでありますが,現在,岡山市,備前市,赤磐市及び和気町から提案がありました資産につきまして,今後周辺環境の範囲を定めたり保全に必要な措置につきましても具体的に定める必要があります。また,資産全体を包括する周辺景観の保全につきましても,世界遺産登録に向けての大きな課題であると考えておりまして,今後関係市町等と協力して研究する必要があると考えているところでございます。
 以上でございます。


警察本部長(塩田 透君)
 小林議員の御質問にお答えいたします。
 岡南大橋周辺につきましては,昨年の無料化以来,車両の通行量が以前の約3倍に増大し,それに伴い朝夕の交通渋滞が慢性化する状態に至っておりました。そこで,これまで信号機の改良や運用の見直しを行うなど数次にわたり対策を講じてきた結果,本年3月の時点では,交通渋滞がピーク時の約8分の1まで減少するなど一定の成果を見たところであります。しかし,その後の車両の通行量のさらなる増大などから,交通渋滞が徐々にふえつつあり,それに伴い,議員御指摘のとおり,抜け道として生活道路に入り込む車両がふえてきたと聞き及んでおります。これを抑止していくためには,幹線道路の円滑化を図ることが不可欠でありますので,今後とも付近住民の方々の御意見も聞きながら関係機関と連携して,所要の対策を講じてまいりたいと考えております。
 以上です。